プロジェクトについて
プライバシと言うと自身が秘密にしたいことを隠すことと思われがちですが、個人の情報の多くがクラウド側に大量に蓄積されている現在の情報化社会のプライバシ保護においては「自身の情報を制御できること(自己情報コントロール)」の考え方が非常に重要な位置づけにあります。これに対して、今のソフトウェアアーキテクチャには、一定のプライバシレベルの情報の流れを複数のコンポーネントにわたって扱うための実行制御機構(仕組み)がありません。本研究では、ネットワークを越えてデータとそれを処理する環境を安全に閉じ込める『セキュアネットワークコンテナ』の概念を導入し、その間のデータ移送を制御するという処理モデルに基づいて、情報プライバシに対する制御性を利用者に提供する『プライバシセントリック』な情報処理基盤の実現を目指しています。
研究体制
研究代表者
- 廣津 登志夫(法政大学 情報科学部 教授)
主たる研究分担者
- 光来 健一(九州工業大学 大学院情報工学研究院 教授)
研究グループ
廣津グループ
- 廣津 登志夫(法政大学 情報科学部 教授)
- 尾花 賢 (法政大学 情報科学部 教授)
- 佐々木 晃 (法政大学 情報科学部 教授)
- 日高 宗一郎(法政大学 情報科学部 教授)
- 伊藤 克亘 (法政大学 情報科学部 教授)
- 石黒 健太 (法政大学 情報科学部 研究員)
光来グループ
- 光来 健一(九州工業大学 大学院情報工学研究院 教授)
- 八杉 昌宏(九州工業大学 大学院情報工学研究院 教授)
- 江本 健斗(九州工業大学 大学院情報工学研究院 准教授)